志摩国分寺こくぶんじ
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志摩国分寺は志摩市阿児町国府にあり、現在も志摩国分寺の境内である。 志摩国は下国で乏しかったことから、国分寺の建立と維持にあたって伊勢・尾張・三河から資金援助を受けていたが、大同4年(809年)には志摩の僧尼は伊勢国分寺へ移され、次第に衰退していった。その後、応仁の乱(1468年)の兵火によって焼失した。
現在の志摩国分寺は天台宗のお寺で、本堂は天保7年(1836年)から七年の歳月をかけて落成した。本尊の薬師如来坐像は永正4年(1507年)仏師定栄の作である。