尾張国国分寺は稲沢市矢合町・堀之内町一帯に置かれていた。 元慶8年(884年)火災によって焼失し、以後再建されることなく愛智郡の願興寺に役目が移され荒廃したという。
国分寺跡は大部分が畑などになっているが、平成24年に国指定史跡となったようで、今後も継続して発掘調査が行われるであろう。現在国分寺跡の南側の新しい県道沿いに道標となる看板が建てられており、少し北へ入った所に伽藍配置推定図入りの案内板が設置されている。
案内板の所に駐車できるスペースがあり、そこから歩いて北上すると塔跡へ入って行く道標が出ている。塔跡には「尾張国分寺舊址」の石碑が建ち、礎石が点在して残っている。 「金堂」・「講堂」の方に歩いてみたが、特に案内などは出ていないようだ。