紀伊国分寺は紀の川市東国分にあり国指定史跡として整備されている。
紀伊国分寺は天平勝宝8年(756年)に主要伽藍が完成してと考えられている。元慶3年(879年)に全焼し、その後一部の伽藍が再興され12世紀頃まで続いたようである。
現在の本堂は江戸時代中期の元禄13年(1700年)に再建されたもので、講堂跡に建っていたが、昭和から平成にかけて本堂の保存修理が行われ、基壇も新たに整備され講堂跡の中心に建てられた。
伽藍配置は南から南門、中門、金堂、本堂、僧房、東に経蔵、西に鐘楼、七重塔は中門と金堂の間の東側に建っていた。
歴史民俗資料館があり、無料で展示を見学できる。