越前国分寺こくぶんじ
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越前国分寺の位置はまだわかっていない。現在越前市京町1にある国分寺は天台宗のお寺で、延暦寺末寺である。本尊は平安時代後期の木造薬師如来坐像で、本堂は大正11年(1922年)建立である。
聖武天皇による国分寺建立の勅が出された天平13年(741年)当時、越前国は加賀国を含む大国であり国分寺の伽藍も壮大なものであったと推測されるが、その位置はまだわかっていない。平成8年(1996年)に旧武生市立図書館の西隣から「国寺」・「国大寺」などの墨書土器が出土しており、国分寺の謎の解明が待たれる。