築城年代は定かではない。
城主は三宮氏とされるが、一説に黒岩片岡氏の支城であったとも云われる。戦国時代には三宮氏一族の柏井氏が城主であったが、一条氏に降った後には、一条氏の家臣白河兼親・富親が城番となった。
土岐城は岡花駅の南方に聳える標高232mの土岐山山頂に築かれている。現在は主郭に神社が祀られており、山頂まで参道がある。
主郭は山頂にあり神社境内となって西から南に掛けて土塁が残る。この主郭を中心に東西に伸びた尾根に曲輪を展開する。
主郭から東へ伸びる尾根には数段の曲輪が続いており、切岸も高く削平もしっかりしている。この尾根の東端は大堀切になっており、かなりの規模である。
主郭から西へ伸びた尾根は主郭下に堀切らしき跡があり南北両側が竪堀になっている。ここから西へやや緩斜面地形の曲輪が続いている。西端は堀切はなく切岸で終わっているようである。
東西に長い尾根を持つ山容であるが、参道は北麓から急坂が続いている。この尾根には堀切も曲輪らしき造成もないが、主郭の北東山腹に数条の連続竪堀がある。
神社の参道が登山道で北麓の宇井集落に鳥居があり、そこから北尾根で登る(地図)
東西尾根の方が傾斜がなく尾根道もあるようだ。東は高い所まで車道があり農地開拓されているようなので、そこから登る事ができれば楽かも。
最寄り駅(直線距離)