詳細不明。名和氏の城か。
飯盛山城は八丁山から派生した尾根の一つで、球磨川に面して北へ伸びる峰に築かれている。
標高186mの峰を最高所として北へ伸びた尾根に小規模な曲輪が点在しているようであるが、北側の遺構は果樹園の敷地となっており、未確認である。
最高所となる標高186mの峰は南北に長く自然地形の緩斜面が続いており、北端と中央付近、南端に若干の削平地があるが、切岸は北端以外は不明瞭で自然の急峻な地形が主である。中央部の段にはやや大きめの列石が確認でき、城の遺構かどうかははっきりしないが、古麓城の曲輪でも一部確認できるものである。南尾根には一条の堀切があり、城域を区画している。
北へ一段下がったところに小さな曲輪があり、横堀状の堀と竪堀が一条残っている。