詳細不明。天正6年(1578年)御館の乱のとき、雁金城は上杉景勝方の武士が居たが、景勝は花ヶ崎要害を棄てて上杉景虎の御館を攻略するよう命じている。
雁金城は直峰・松之山・大池県立自然公園の東に聳える標高143mの雁金城に築かれており、登山道が整備されている。
雁金城は雁金山山頂部に主郭部、北東尾根の標高150m付近にのろし台などを配している。主郭部は山頂に櫓台程度の土壇があり南下に広い曲輪がある。ここに本丸の看板が建っており、周囲には分厚い土塁のような一段小高くなった段がある。ここから南西下に伸びる尾根に段々と帯曲輪が付いており、二の郭、三の郭の看板、最下部に大きく尾根を断ちきる空堀があり、土橋が架かる。
のろし台は北東側の標高150m付近にあり、周囲の草木が刈られ展望台になっている。南西の尾根に浅い堀切が一条、北尾根には二条の堀切が付いている。この先にも遺構があるようだが見ていない。
県道253号線沿いに雁金城入口の看板が建っている。ここから山頂東下の鞍部の所まで車道があり、途中に本丸入口の駐車場があるが、そのさらに上に登山道入口があり、そこにも駐車場がある。
最寄り駅(直線距離)