雷城は早出川と仙見川に囲まれた標高377.9mの雷山山頂に築かれている。
北に福蓮寺城、南に神戸城があり菅名庄の入口を固める位置にある。
主郭は山頂にあってややL字形となり、西と北に虎口を開く。西の虎口は方形に凹んだ虎口で、北側はスロープが付いている。
主郭の北下に東西二段の曲輪があり、主郭北の虎口から降りると東上の段、西の虎口から降りると西下の段に降りる構造になっている。
ここから北西尾根にある四郭方面に降りる道はつづら折りで、一条の大きな竪堀がその脇を落ちている。竪堀を挟んだ反対側に竪堀側に土塁を設けた帯曲輪がある。
四郭は標高330m程の北西の尾根先で、土橋の架かる堀切で東西に分かれ、東側は更に裾に堀切を設けて遮断している。この四郭から西へ伸びた尾根には二条の堀切、北西に伸びた尾根には一条の堀切、北東に伸びた尾根にも一条の堀切を設けている。
登山道の入口近くにある永谷寺には、雷城落城の際に城主の一人娘菊姫が東院渕に身を投げ、永谷寺の大潮浮船和尚の功徳によって成仏し、以後、歴代住職が亡くなる七日前に丸い石を届ける「オトボ石」伝説がある。また、鎌倉時代後期のものとされる「五輪線刻塔婆」四基が残る。