多田城を参照。
多田北城は多田城とは小さな谷を挟んだ北側に位置しており、その出城と考えられる。
城は東西二郭で西のほうが低いが、構造から西が主郭Iとなる。さらに一段高い標高524mの峰も削平されているが、切岸も堀もなく現状では城郭遺構とは考えられない。
主郭Iは東西にやや長い曲輪でしっかりと削平し、東端に低い土塁をL字に設けている。南中央に開口部があり、南尾根からの山道が接続している。
東背後は城外側のほうが高くなるため、大きな堀切3を設けている。この堀切は南は竪堀として伸びる一方、北はL字に曲がって横堀となる。さらに西側には幅広の畝状竪堀群4を構築している。
曲輪IIは主郭Iより一段高い峰にあり、曲輪の構築は甘く中央が一段小高い土壇のようになり、周囲は緩斜面に近い。東端は横堀1を設けており横堀に面して低い土塁を設けている。北側は少し降った先に堀切2を設けて遮断している。
堀切2から北へ伸びる尾根には古墳群が確認できるものの城郭遺構は認められない。
多田城との間の谷に林道がある。最初にS字にクランクする部分から登ると曲輪IIに行ける。
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