土佐 崎浜城とさ さきはまじょう

城郭放浪記


△トップに戻る

TOP > > (土佐国/高知県) > 崎浜城
Tweet
土佐 崎浜城の写真
掲載写真数
形態
山城(95m/90m)
別 名
佐喜浜城
文化財指定
なし/不明
遺 構
土塁,曲輪,堀切
城 主
大野氏
縄張図
崎浜城縄張図
歴 史

詳細不明。城主は大野家源内左衛門貞義と伝えられ、天正3年(1575年)長宗我部元親によって滅ぼされたという。大野家源内左衛門貞義は伊予国浮穴郡久万荘の大野家宮内少輔通繁の子孫という。

説 明

崎浜城は佐喜浜川と唐ノ谷川が合流する地点にある標高95mの独立丘陵に築かれている。

崎浜城は丘陵の東側の山頂部を主郭として築かれており北側に低い土塁があり、南西側が虎口状となるが、参道の影響も考えられる。主郭には神社が祀られていて東を正面とする。主郭の東下に二郭、北下に三郭の腰曲輪があり繋がっている。さらに東下に曲輪ivがあり、これが主郭部となる。西には堀切2を挟んで緩斜面地形のvが存在しており、中央に集石がある。この部分は西側がやや切岸になっている程度で曲輪として存在していたかどうかは定かではない。

堀切は曲輪ivから南に下る尾根に浅い二重堀切1、西尾根を遮断する堀切2は岩盤を箱堀状に削り、ややクランクして竪堀を伸ばす。北尾根には西側が竪堀状になっている部分があり、本来堀切であった可能性がある堀切3がある。

神社の向きは東側でおそらく参道は東端から南の二重堀切1の方から続いていたと考えられるが、現在こちらは歩かれていない。

案 内

神社があるが明確な参道は不明。北西麓にある墓地のところから南西の尾根上にのぼる道があり、そこから山頂に向かうのが良い。

所在地/地図
高知県室戸市佐喜浜町舟場
GPSトラックデータダウンロード :[KML形式 ][GPX形式 ]
付近の城(直線距離)
最終訪問日
2020年1月
TOP > > (土佐国/高知県) > 崎浜城