陸奥 大槌城むつ おおつちじょう

城郭放浪記


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陸奥 大槌城の写真
掲載写真数
形態
山城(141m/140m)
別 名
なし
文化財指定
なし/不明
遺 構
曲輪
城 主
大槌氏
歴 史

築城年代は定かではないが大槌氏によって築かれたと云われる。

大槌氏は建武年間(1334年~1338年)頃に横田城主阿曽沼朝綱が次男遠野次郎をこの地に派遣し、大槌氏と称したのが始まりとされる。

永享9年(1437年)大槌孫三郎のとき南部守行率いる大軍が攻め寄せてきたが、これを撃退した。

大槌氏は江戸時代には南部氏に仕えていたが、大槌政貞のとき罪があって自刃させられ滅亡したという。

大槌城は大槌氏滅亡後も城代が置かれていたが、元和2年(1616年)に廃城となり、麓に代官所が設けられた。

説 明

大槌城は大槌湾に注ぐ大槌川と小槌川の間に聳える標高140mの城山に築かれており、現在は公園として整備されている。

主郭部は山頂の主郭から東に向かって伸びる尾根に二郭、三郭、四郭と続くが堀切はない。主郭の南下は大きく鞍部となり、現在はここまで車道が付いている。

主郭の南西の峰が西の砦、そこから南東の先端部分が南の砦らしい。

案 内

城山公園体育館のところに案内板や石碑がある。ここから主郭下まで車道が付いているが、一般車両進入禁止という表記が見えたので、体育館の駐車場に停めて登った。

最寄り駅(直線距離)
0.8km 大槌駅
3.9km 吉里吉里駅
3.9km 鵜住居駅
4.2km 浪板海岸駅
5.9km 両石駅
主な参考文献
東北の名城を歩く 北東北編: 青森・岩手・秋田(吉川弘文館)
都道府県別日本の中世城館調査報告書集成(1)(東洋書林)(岩手県中世城館跡分布調査報告書)
日本城郭大系〈第2巻〉青森・岩手・秋田(新人物往来社)
所在地/地図
岩手県上閉伊郡大槌町大槌字城山
付近の城(直線距離)
0.6km 陸奥 大槌代官所
4.5km 陸奥 田中館(大槌町)
9.7km 陸奥 織笠館
9.8km 陸奥 小田の御所
最終訪問日
2021年5月
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