築城年代は定かではない。新沼氏の居城で新沼綱清、綱定、綱重、綱広と四代続いたという。
松館は日頃市小・中学校の東に聳える標高150m程の山に築かれており、現在は八幡神社の境内となっている。
八幡神社の境内となった山頂部が主郭でこれを取り巻くように帯曲輪が設けられているようであるが、境内以外は藪になっていて状況はわからない。南へ続く尾根には堀切がなく、新沼綱清の墳墓とされる塚が残るのみである。
松館への道標が出ており、舗装された車道で中腹まで登った所に駐車できる。ここから歩くと新沼綱清の墓を経て主郭に行くことができる。
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