陸奥 大梵天館むつ だいぼんてんたて

城郭放浪記


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陸奥 大梵天館の写真
掲載写真数
形態
山城(400m/100m)
別 名
なし
文化財指定
なし/不明
遺 構
土塁,曲輪,堀切
城 主
小国氏
縄張図
大梵天館縄張図
歴 史

文亀2年(1502年)武田彦十郎忠直によって築かれたのが始まりとされ、小国氏を称した。

小国氏はこの地を三代に渡って治めてきたが、弘治年間(1555年~1558年)から天正年間(1573年~1592年)にかけて江繁氏との争いがあり、それに敗れて滅亡したという。

説 明

大梵天館は湯沢川と土沢川の間を北へ伸びた尾根上に築かれており、現在は「大梵天館の森」として整備されている。

主郭は標高390mのところで南北に長く北尾根先端側に堀切1と2、南背後に堀切3を設けている。東側は急坂となっており比較的緩やかな西側に数段の帯曲輪を配している。

堀切3から南側が二郭とされるが、途中わずかに削平された地形があるがほぼ自然の緩斜面である。この南端に土塁を伴う堀切4があり、西山腹に竪堀が長く続いてる。

案 内

登山口は西麓にある案内板が設置されているのでわかりやすい。車は里の駅おぐに(旧小国小学校)が利用できる。

主な参考文献
現地案内板
都道府県別日本の中世城館調査報告書集成(1)(東洋書林)(岩手県中世城館跡分布調査報告書)
日本城郭大系〈第2巻〉青森・岩手・秋田(新人物往来社)
所在地/地図
岩手県宮古市小国字寺倉
GPSトラックデータダウンロード :[KML形式 ][GPX形式 ]
付近の城(直線距離)
8.9km 陸奥 川井館
最終訪問日
2021年5月
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