詳細不明。
駒宮砦は葛野川と浅川川が合流する地点の北に聳える標高496mの山に築かれている。
堀切で区画された曲輪が東西に3つなんでおり、中央最高所のが主郭Iとなる。
主郭I1は北を除く三方に土塁があり、南に虎口1を開く。主郭には南無阿弥陀仏と刻まれた石塔があり、かつては天神社が祀られていたという。
虎口1は南下の腰曲輪I2に接続する。この腰曲輪から堀切下方を経て東尾根に至るルートは参道として整備されたもので城道ではなさそうである。腰曲輪I2は西端に土塁を伴うが、土塁南端が開口しており、曲輪IIと木橋で接続していたものと推測される。
主郭の西下はやや弓形状になった堀切4で遮断し、西側には広い曲輪IIがある。曲輪IIは東端部が一段小高く削り残されているが北から西端は削平されている。南側面には横堀5があり、その間がスロープになって虎口3となる。この横堀の外側の土塁から西の堀切6に木橋を架けて出入りしていたものと推測される。
主郭の東側は堀切3を挟んで曲輪IIIがある。曲輪IIIは東端に土塁がありその先を堀切1で遮断する。北側面には犬走り程度の平段があり、下方に竪堀2がある。
南麓の墓地から登るルートがあるようだが利用していない。北側に天神峠を経由して麻生山に登る登山道があり、天神峠から西に向かうと城域となる。
登口ある最終民家へ向かう道への分岐に駐車可能なスペースが有る。
最寄り駅(直線距離)