詳細不明。文亀年間(1501年〜1504年)頃、伊勢盛富、伊勢盛種の城という。
高館城は旧国道353号線が峠となっている部分の北の峰に築かれている。
主郭は標高423mの峰の一つ北の峰で、切岸を回した曲輪があり、内部は二段ほどに分かれ、緩傾斜が残る。東端は南北に土塁状でやや幅広くなっている。北尾根に堀切は見あたらず、南の東側面に竪堀のような凹みがあるが規模は小さい。
主郭の一つ南、標高423mの峰にも人工的な遺構がある。ここには山頂部に東西にやや大きな堀を入れているが、曲輪と思える形状は南北どちら側にもない。切岸は南の方が高く、この形状では城外側(南)から守るというより、城内側(北)からの攻撃を守るほうが自然のようである。ここからさらに南の国道に進むと堀切のような地形が二ヶ所ある。南側は古道の峠の切通と思われるが、北側は堀切のようでもある。
国道353号線の峠から山に入ると尾根道がある。
最寄り駅(直線距離)