詳細不明。南北朝時代の羽(根)川刑部の居城と伝えられている。
秋葉山城は羽根川に面して北西に伸びた標高315mの秋葉山に築かれており、現在は主郭に祀られた秋葉神社への参道が整備されている。
秋葉山城は東西が急坂で北へ細長く伸びた尾根に堀切で区画して3つの曲輪群を連ねているが、南端を遮断する堀切が小規模ながら九連続堀切となっているのが特徴である。
主郭は北端の秋葉社が祀られているところで、細部は改変で失われているが、大手も現在の参道と同じルートと思われる。
主郭の南背後は二重堀切であるが、内堀は土橋を残しており特徴的である。南西側面には堀切連続下竪堀群があり、その脇を固めるように腰曲輪が発達している。
主郭の南には南北に長い曲輪があるが、その南も二重堀切でさらに曲輪が続き、南端が急連続堀切になっている。
西麓の県道沿いに参道入口があり、近くの空き地に駐車可能である。
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