詳細不明。湊安東氏と戸沢氏との領地境に位置していており、唐松野合戦などが起こっている。
天正15年(1587年)安東実李は三十余騎を率いて進藤筑後守が守る荒川城を攻めたが、角館の戸沢氏が援軍に駆けつけ唐松野で三日間に渡り激戦が繰り広げられ、安東氏は撤退した。
唐松城は淀川と荒川が合流する地点の近く、標高100mほどの唐松岳に築かれており、現在は「まほろば唐松パークセンター」の一角として公園整備されている。
唐松城はほぼ単郭の城で、北西背後と東端南尾根に堀切を設けて遮断し、主郭の南西側面に短い畝状竪堀群を設けている。大手は現在の登山道のある尾根と考えられ、北と東は崖地形である。
「まほろば唐松パークセンター」の駐車場から鳥居を超えて登山道が続いている。
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