築城年代は定かではないが応永年間(1394年~1428年)頃に川田氏によって築かれたと云われる。
川田氏は郡山の伊東氏の一族で、安積郡川田を名字の地とし、応永年間(1394年~1428年)に今泉に移って館を築いたとされる。
川田館は南北約75m、東西約56の規模で土塁と堀があったが、圃場整備にともなう発掘調査の後に遺構は消滅した。
現在県道109号線沿いに案内板と五輪塔が建っている。
地理院地図の1974-1978年の航空写真を確認すると、県道が東西に貫通するように南北に長い方形区画が確認できる。