築城年代は定かではないが室町時代に河越城主扇谷上杉氏の家人藤田八右衛門によって築かれたのが始まりとされる。
大永5年(1525年)には岩付城が北条氏綱に攻められ落城、追放された城主太田資頼は石戸城へ逃れたという。資頼は享禄3年(1530年)に岩付城の奪還に成功している。
石戸城は南北に長く伸びた段丘の北端部に築かれている。放光寺から少し北側に進んだところに案内板が設置されている。
段丘の上を堀と土塁で区画した城で、北端が主郭となり四郭まであったようである。現在は宅地や畑となっており、道路から見学した程度であるが、あまり遺構らしい地形は確認できなかった。
天神下公園の駐車場が利用できる。
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