詳細不明。地北祇園城の砦という。
今岳城は標高254.2mの今岳山頂部と北中腹にある今岳神社の辺りに遺構がある。
山頂部は北側が断崖となり東西に細長い峰となっていが、この細長い山頂東端を主郭とし、西へ向かって細長い平地が続く。この途中には天然の岩による虎口状の形状をした地形もある。山頂から南下に石積みされた帯曲輪状の地形が拡がっており、この部分は明らかに人工地形である。南山腹の緩斜面地も城郭遺構として図面に描かれているものがあるが、ざっと歩いた感じでは後世の畑跡と自然の緩斜面地形で明瞭な遺構は見あたらない。
北中腹にある今岳神社の北側に土塁と空堀状の窪地があり、これが陣屋遺構と云われているが、土塁も堀とされる窪地も緩く、はっきりと城郭遺構とは言い難い。
今岳神社には車で行くことができる。山頂へは南の農地から続く林道のどれかが山頂下まで続いているようだ。
最寄り駅(直線距離)