詳細不明。建武3年(1336年)に上寺山の館から熊山に挙兵した児島高徳の腰掛岩と旗立岩が残る。児島高徳は熊山で足利尊氏の軍勢と戦い重傷を負った地でもある。
熊山城は標高509mの熊山にある熊山神社の境内地に築かれていたという。 この辺り一帯は霊山寺という寺院が古代から中世にかけて存在しており、熊山城跡といわれる熊山神社境内一帯も寺院の領域内にあったものと思われる。城跡自体は明確なものはなく、単に児島高徳挙兵の地ということで城跡と認識されているのであろうか。
霊山寺跡には謎の石積遺跡があり、熊山遺跡として国指定史跡になっている。地元の方の話によれば、このような謎の石積はいずれも崩れているものの、この辺りにいくつも存在しているという。霊山寺跡には岡山県下で最古の紀年を示す正応5年(1292年)の石造宝篋印塔や、数多くの五輪塔が残っている。
国道2号線大内付近から大滝山福生寺を経由して熊山山頂付近まで林道が通じている。
最寄り駅(直線距離)