楢崎城は河佐駅の東に聳える標高279mの山に築かれており、山頂には現在神社が鎮座している。芦田川はこの城山の南麓から東、そして北側へと大きく蛇行して流れており、おそらく昔の道はこの城の北西の尾根上を峠として通っていたものと推測される。
山頂の主郭部には神社が祀られており、その横に楢崎山城の石碑が建っている。神社の境内となっているので城の遺構かどうかは明確ではないが、低い石積の段が北側にあり、南が一段低く南西隅に現在の参道の入口があり、つづら道が西へ降りている。石積は東へ向かう腰曲輪の部分や帯曲輪か犬走のような通路状の所にも所々残っている。
主郭から北西の尾根には連続堀切で遮断され、南側には通路の下側に畝状竪堀群、東尾根も堀切で遮断している。
登山口付近にある安全寺には楢崎氏由来の宝篋印塔や五輪塔群が残っている。