永享5年(1433年)以降に宗貞盛によって築かれた。

永享5年(1433年)宗氏の主家少弐氏は大内持世との戦いで敗れると、幼小であった嘉頼を連れて対馬の宗家を頼って落ちてきた。元服して嘉頼と称すと貞盛は三根の地に公方館を構えて嘉頼を迎えた。

嘉頼は宗氏や大友氏などの助力を得て再興を果たそうと挙兵するが、再興は叶わず嘉吉元年(1441年)に没した。

三根公方館は峰町三根にあったとされるが、遺構はなく、その場所も定かではない。

少弐嘉頼の墓は厳原町の太平寺にある。

付近の城(直線距離)
3.6km 対馬 吉田館
4.6km 対馬 佐賀館
8.7km 対馬 仁位館

2015年10月