築城年代は定かではないが宇津氏によって築かれたと云われる。
宇津氏は宇津城を居城として代々続いた一族であるが、文明2年(1470年)の宇津嶽山城は宇津頼夏と伝えられる。宇津氏の初期の居城が宇津嶽山城で、頼高の時代に宇津城を築いて移り、宇津嶽山城はその支城となったとも考えられている。
宇津嶽山城は人尾峠の南に聳える標高520mの山頂に築かれている。
山頂の主郭を中心に南北に一段の曲輪あるだけの小城で、南西に伸びる尾根を二重堀切で遮断している。
整備された道は付いていないが、手入れされた人工林なので歩きやすい。人尾峠から行こうと思っていたが、雪が多かったので貞任峠の方に向かった所、途中に舗装された作業林道があったのでそれを利用して登った。
作業林道の終点は山頂の東下の鞍部に通じており、終点から西の山を登り詰めれば主郭に達する。(地図)
最寄り駅(直線距離)