築城年代は定かではないが熊谷氏によって築かれたと云われる。
赤岩城熊谷氏の支城の一つで、建武年間(1334年〜1338年)には熊谷直延、文明13年(1481年)以降に熊谷直政が居たという。
熊谷氏一族の内訌は天文2年(1533年から続いていたが、天正6年(1578年)月館城主の熊谷直澄が長崎城主の熊谷直良を討ち、終止符をうった。
月館城は松川川が大きく蛇行する地点に聳える標高60m程の山に築かれている。
山頂部に大きな曲輪があり南の段曲輪との間に若干石積がある。案内板にある図面では竪堀らしきものが描かれているが確認していない。東の鞍部は切通となっている。
松川川沿いに案内板が設置されている。ここから川を渡って民家の脇の細い路地を登っていけば切通に達するので、西へ登れば良い。
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