詳細不明。
尼ヶ城は梶並川に隣接した標高129mの城山に築かれている。
尼ヶ城は直線的な横堀と土塁を用いた城で、梶並川を背にするように主郭となる曲輪Iがあり、西から南にかけて土塁を巡らせている。主郭の北側に小さな曲輪III、西側には南北に長い曲輪IIがある。
主郭と曲輪IIを結ぶ虎口1は平入で土橋が架かり、曲輪IIの虎口3もその延長線上に存在して平入虎口となる。主郭の北側には曲輪IIIと結ぶ虎口2があり、曲輪IIIも北側に虎口がある。
主郭と曲輪IIの南側土塁は同じくらいの高さで結ばれ、南の堀は最も深く鋭角である。虎口や土塁、堀の塁線を考慮すると、どちらかといえば、南、西方面から攻められることを想定しているようである。
電波塔のあたりは以前発掘調査が行われたが、城に関する遺物は出土しなかったようだ。
北側の道路沿いに「立入禁止」の札がかかっていたので、西麓の方に話をうかがったところ、特に制限なく城跡は見学可能ということだった。
城跡へは西麓の民家の前を山へ進んで行けば電波塔経由で虎口3に至る。
最寄り駅(直線距離)