上総 人見陣屋かずさ ひとみじんや
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文化10年(1813年)小笠原氏によって築かれた。
旗本小笠原氏は、天正18年(1590年)に三河国幡豆郡寺部城主であった小笠原信元が徳川家康の関東移封に従い、上総周淮郡に二千五百石を与えられたことに始まる。はじめ富津市に陣屋を構えたがその位置は定かではない。文化7年(1810年)幕府による海防政策のため、富津村が白河藩領となり、その替え地として大堀村内の地が与えられた。文化10年(1813年)に陣屋を人見の地に移したが、小笠原信庸のときに下野国足利郡に移っている。
人見陣屋は周西幼稚園の辺りに築かれていたというが遺構はない。
正珊寺に小笠原氏墓所がある。