阿坂城は標高312.6mの桝形山に築かれている。山頂の主郭部を白米城、北尾根にある曲輪を椎の木城とも呼ぶが併せて阿坂城である。
主郭部は山頂部にあり白米城と呼ばれているが、山頂を円形に削平し切岸加工している。北東側に浅い堀切があり、その尾根はそれほど削平されていないが、先端部分にも一条の堀切がある。
主郭から北西に200m程離れた所にあるのが二郭で椎の木城と呼ばれている。二郭は切岸で高く削られた曲輪を南北二郭にし、周囲には低土塁が巡る。北西側にはやや大きな竪堀が一条あり、そこから北側にかけて土塁の付いた腰曲輪がある。北東尾根は堀切で遮断しているが、今は遊歩道があって食い違い虎口のようになっている。主郭へ向かう南尾根は二条の堀切が残る。
北西麓にある浄眼寺は文明10年(1478年)に北畠政勝が僧大空玄虎を招いて建立したと伝えられる寺院で、北畠氏縁の寺院である。