築城年代は定かではない。元亀元年(1570年)に朝倉義景が朝倉景氏に兵800を付けて大比田城を守らせているが、この大比田城が岡崎山砦に比定されている。
岡崎山砦は日本海に半島状に突き出した先端部分に築かれており、海側は崖地形となっている。岡崎山砦は3つの砦群から構成されていたようである。
中央に位置する岡崎山砦は明瞭な遺構を残す中心的な城で、東西に長く伸びた尾根上に削平地が広がっている。遊歩道が貫通、畑なのか建物跡もあり改変されている部分も多いようだが、中央に東西に区画するような一段低い堀跡のような地形があり、西端は堀切で遮断し、内側に竪堀が一条付いている。
剣神社から海蔵院の辺りに遊歩道が設置されていたが、いまは荒れている。剣神社側はヤブが激しく、海蔵院側から行くのが良い。海蔵院の南、海沿いの道を進むと「作業場につき関係者以外の駐車禁止」の看板があるが、そこから山側に入ると山道が隠れている。
駐車場はないので集落の外側にある広い道路に路駐した。
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